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テニスグッズ開発研究所 私は、オリジナルの発明品を自分で製作販売して暮らしているテニス愛好家です。テニスボールの保管ケースについて、商品化までの道のりをリアルタイムで報告したいと思ってます。

レレレ
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テニスボールパック開発計画8

テニスボールパックのアイデアですが、これからどうしていくか。
ちよっと考えてみました。

普通、、アマチュア発明家がアイデアを商品化しようとする場合、出願したアイデアを書いた手紙を、商品化してくれそうな企業に送る。。。
というのが、最も一般的な方法でした。
また、電話を掛けて、アイデアを見てもらいたいので、一度お会いしたいのですが、、という方法も、企業の規模が小さい場合は有効でした。

しかし、過去の経験から、これら一番ポピュラーな方法は、一番相手にしてくれない方法ではないか。。。みんながやるから目立たず、右から左に、受け流される(ムーディー勝山!?)のではないか。。。

商品の売り込み方にも、発明と工夫を盛り込まなくては!!!

キーワードは、
「川下への商品提案を先にして、このグッズ、どこに行ったら買えるの?っていう風に、先に需要を喚起する。」


■■商品化のための準備■■

①判りやすい商品の説明方法

②機能的な効果の検証(試作品での効果検証)

③社会的な効果の推測、計算

④プレーヤー、コーチ、に商品知って貰い意見聞く。商品に反映する。
(商品告知/必要性の有無/価格/モデルAB/入り数/ )

⑤テニスショップへのアンケート。又は先行予約。
(商品告知/需要の予想/価格/仕入れ経路の制約)

⑥商品及び商品化の取り組みに関して メディアリリース


■現在、①判りやすい商品説明 
を目的にした、3D動画の製作を準備中です。
その話は次回日記で。
開発リポート | 投稿者 レレレ 20:20 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスボールパック開発計画7





明細書の続きです。。
【発明を実施するための最良の形態】
を飛ばして、実施例で実際の効果を予想した部分を掲載します。


【0020】
 次に、本発明のケースを用いた場合の、減圧防止効果を具体的に説明する。
代表的なプレッシャータイプテニスボールの構造寸法を測定してみると、外径66ミリ メルトン層の厚み2.8mm ゴム球の厚み3.2mm ゴム球の内径54mmであった。尚、ボール内圧を1.8気圧、メルトン部分の空隙率を50%と仮定して以下計算する。
【0021】
実施例1
図1に示した例のケースで、ケース内径を66ミリとして、ケース閉止時にパッキンが密着開始後0.5mmのストロークで押圧変形する場合について考えると、
ゴム球内空間体積 82500 mm3
ゴム球体積    115400 mm3
ボール体積    150500mm3
直径66mm 幅0.5mmである縮減ストローク容積 1700 mm3 
ケース内容積(ストローク前)   150500+1700=152200 mm3
ケース内容積(ストローク後)   150500 mm3
ゴム体積     32900 mm3
メルトン実質体積 17600 mm3
0.5mmの加圧ストロークにより得られる、ケース内部の圧力上昇は、
150500+1700/150500=1.01  
ボールが入っていない状態では1.01気圧となる。
一方、ボールが入っている状態では、
(150500-115400-17600)+1700/(150500-115400-17600)=1.1
1.1気圧となる。
【0022】
 この状態で長期間保管した場合、ボール内の気体が容器内空間に漏れ出す。
この際、平衡状態となる気圧を計算すると、
ケース内の総気体が1気圧の時の体積 
82500×1.8+17600×1.1=148500+19300=167800
ケース内で、気体が占める事のできる体積
82500+17600=100100
ゴム球の内外で気圧が平均化されたとすると、167800/100100=1.676
つまり、1.8気圧の内圧のボールを本発明ケース内に保管した場合、ボールの内圧とケースの内圧は約1.68気圧で平衡し、ボールの内圧はこれよりも低下することは無い。
尚、例えば2度目の使用で1.6気圧になったボールを、再び本ケースに収納した場合、同様に計算すると、1.51気圧よりも低下することは無い。
【0023】
実施例2
図3に示した例のケースでパッキンが2cの位置に設けられた図6のタイプであり、ケース内径を66ミリとして、ケース閉止時にパッキンが密着開始後3mmのストロークで押圧変形する場合について考えると、
ゴム球内空間体積 82500 mm3
ゴム球体積    115400 mm3
ボール体積    150500mm3
直径66mm 幅3mmである縮減ストローク容積 10300 mm3 
ケース内容積(ストローク前)   150500+10300=160800 mm3
ケース内容積(ストローク後)   150500 mm3
ゴム体積     32900 mm3
メルトン実質体積 17600 mm3
3mmの加圧ストロークにより得られる、ケース内部の圧力上昇は、
ボールが入っていない状態では 
150500+10300/150500=1.068)  
約1.07気圧となる。
ボールが入っている状態では、
{ (150500-115400-17600)+10300}/(150500-115400-17600)=1.5835
約1.58気圧となる。
【0024】
 この状態で長期間保管した場合、ボール内の気体が容器内空間に漏れ出す。
この際の平衡状態となる気圧を計算すると。
ケース内の総気体が1気圧の時の体積 
82500×1.8+17600×1.58=176300
ケース内で、気体が占める事のできる体積
82500+17600=100100
ゴム球の内外で気圧が平均化されたとすると、176300/100100=1.761
つまり、1.8気圧の内圧のボールを本発明ケース内に保管した場合、ボールの内圧とケースの内圧は約1.76気圧で平衡し、ボールの内圧はこれよりも低下することは無い。
尚、例えば2度目の使用で1.6気圧になったボールを、再び本ケースに収納した場合、同様に計算すると1.59気圧よりも低下することは無い。
【0025】
 以上、説明の通り、本発明のテニスボール保管用加圧ケースでは、従来のような長いストロークの圧縮密閉構造を必要とせず、ケース内の圧力を高めることができる。
即ち、ボールとケースの間の残存空間を最小化することで、ボールより漏出した気体により、ケース内部の気圧が高まる効果が顕著なものになるように構成されたものであり、また、この為、ケース閉止時の僅かな圧縮ストロークでも効果的にケースの内圧を上昇させることができるものである。


っていう感じ。。。です。
開発リポート | 投稿者 レレレ 01:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスボールパック開発計画6

ボールパックは、昨日無事に出願完了しましたので、もう公知の心配が無くなりました。(出願前に、世の中でその技術が知られていたら、たとえ発明者が公表したものであっても、特許を受けられなくなるというルール)

だから、安心して発明の中身を書いてしまいます。

ちなみに、この文章は テニスボールパック商品化計画5の続きです。

【発明が解決しようとする課題】
【0005】
 テニスボールの使用頻度があまり高くない場合、テニスボールの表面のフェルトが摩耗していないにもかかわらず、ボールの空気圧が低下して使用するのに適さないことが良くあり、そのような場合にはテニスボールを廃棄するしかないため、非常に経済性が悪く、エコロジーの観点からも望ましいものではなかった。本発明は、プレッシャーボールを保管するための、繰り返し利用が可能な加圧ケースに関するものであり、現在用いられている加圧型容器に比べて、格段にシンプルな構造となり、寸法形状もコンパクトに製作可能で、また安全性も高まるという効果が有る。更に、使用時に、ケースを圧縮する為のストロークの長いねじ込み操作が不要になるので、取り扱いが簡便になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
 ボールとケース内壁との間の残存空間を最小化することで、ボールより漏出した気体により、ケース内部の気圧が高まる効果が顕著なものとなるように構成されたものであり、また、この為、ケース閉止時の僅かな圧縮ストロークでも効果的にケースの内圧を上昇させることができるように構成したものである。
【0007】
 即ち、本発明のテニスボール保管用加圧ケースは、半球型の凹みを持つ複数のケース体より構成され、この凹み部分を対向させた状態では内部空間が球形に形成され、その寸法がテニスボールの規格寸法と同程度となるものであり、対向するケースは、開閉可能に形成され、閉じた状態では、少なくとも該球形空間の気密性が保たれるように、ケースの間にパッキンが位置するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
 本発明の加圧ケースを用いることで、ボールの使用可能期間が大幅に伸びる。
この為、空気圧さえあれば、十分に使えるテニスボールを破棄せざるを得ないという無駄を無くすことができ、経済性、エコロジーの観点から社会的に有効な効果を持つ。
従来の長いねじ込みストロークを要した加圧式容器に比べて、非常にシンプルな構造となり、軽量、コンパクトに形成することが可能で、コストダウンにも繋がる。また、圧縮空気の総量が少ないので、万が一、ケースが破裂した際の危険性も低く、容器自体の強度を高める必要も少ない。従来の加圧ケースに比べて利用が容易なので普及が促進される。


という感じです。。。
本当に効果が有るのかどうか、、、
次回は、実施例として、計算上の減圧防止効果を書きます。
開発リポート | 投稿者 レレレ 00:45 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスボールパック開発計画5

特許明細書の作成中です。
予定では、数日中に出願の予定。
図面に結構時間がかかり、丸一日近く潰れてしまいます。

【技術分野】
【0001】本発明は、テニスボールの空気圧の低下を防止するのに使用される、テニスボール用●●●に関するものである。
【背景技術】
【0002】硬式テニスに用いられるプレッシャーボールは、ゴム製中空球体であるコアに1.8気圧前後の圧力気体が封入されており、球体の表面にメルトンと呼ばれるフェルトが貼着され形成されている。このプレッシャーボールは、ゴムの特性により大気圧下で長時間放置すると、少しずつ内部の気圧が低下してしまい、望ましい反発力が得られなくなる。その為、プレッシャーボールは製造後直ぐに加圧容器に封入されて、開封されるまで高圧状態下で保持し、ボールの内圧が減圧するのを防いでいる。
【0003】上記の加圧容器を開栓して、ボールを取り出すと、その後は徐々にボールの内圧は低下していき十分な反発力が得られなくなり、一般的には、10日程度の放置で試合に使用するのに適さなくなり、1ヶ月程度で練習にも使えなくなってしまう。
【0004】ボールの減圧に対する解決策として、繰り返し利用が可能なテニスボール用の加圧容器が用いられる場合があった。これは、例えば、円筒状容器をストロークの長い螺合構造として、蓋部分を回してねじ込むことで円筒容器の容積を縮減させて容器内部の気圧を高め、ボールの内圧との差を減らすことでボールの減圧を防ぐというものである。

………こんな感じです。

開発リポート | 投稿者 レレレ 23:02 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスボールパック開発計画4

テニスボールを半分に切ってみた。
まず驚いたのは、中から汚い茶色の液体(水?)が少し出てきたこと。
(写真の左半分は水のテカリにより光ってます。右は、比較のため水分をふき取りました。)
調べてみると、、、
テニスボールは、製造時に水と2種の錠剤(塩化アンモニウムと亜硝酸ナトリウム)をコアに入れ、次にボールを加熱することで錠剤が熱と水に反応し窒素ガスを発生し、ボールの内圧が高まる。という仕組みらしい。

さて、次にボールの寸法を測ってみた。
コア(内側のゴム球)の内径… 54ミリ
コアの厚み… 3.2ミリ
メルトンの厚み… 2.8ミリ
ボール重量 56グラム

<ボールは、いつも使っている ダンロップ フォート>


開発リポート | 投稿者 レレレ 23:41 | コメント(0) | トラックバック(0)